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選択について

映画マトリックスを観ていると「選択」にまつわるセリフが数々ある。なぜ戦うのかと問われた主人公は「選択したからだ」と答えていて、とても意味深かった。

それは選択こそが我々に与えられた最大の力だからだ。例えば人が愛である為には、愛を選択しないといけないから。愛よりも偉大な力、それは選択、というわけだ。

 

しかしもし何かを選択する場面で迷うことがあったら、あまり深刻に考えないことも大切だ。迷っている時点で実はそれはどっちでもいいということなのかもしれない。

例えば、旅行に行く場所を決める場合や、友人に誘われたときにそれに乗るか乗らないか決めかねている場合、そういう時は、コイントスで決めるようにしている。場合によっては、あみだくじで決めていい。じゃんけんで決めてもいい。なんだっていい。どっちでもいい。無礼講じゃ、というマインドである。

 

結果に関して言えば、それは因果だけで決まるのではない。選択が結果を決めるのではない。それよりも、選択した後にどう動くか、どういう思いであったか、どういうあり方であったかのほうが肝心なのじゃないか。

 

そして実は、結果に見えるものは結果ではない。すべては点ではなく線なのだ。人勧万事塞翁が馬というではないか。なんだかんだ言っても、すべてはプロセスなのだ。さあ、安心して選ぼう。